ボランティアに打ち込んだからこそ見えた、
ビジネスの有効性。
仕事そのものが児童労働問題の解決に直結しているので、
悩んでいる時間がもったいない。
編集部:
石出:
まだ私1人しかいないので、営業からバングラデシュ工場への発注、納品に至るまで、全て一人でやっています。
スタートしたばかりなので、基本的に日本では営業をメインに行い、
工場に行く必要があればバングラデシュにも行きます。つい先日も、生産オペレーションやコミュニケーションに課題を見つけたので、バングラデシュに行ってきました。
編集部:
石出:
また、仕事そのものが児童労働問題の解決に直結しているので、悩んでいる時間がもったいないと思い、とにかく行動することを大切にしています。
編集部:
なぜこの会社に? ボランティアで分かったビジネスの可能性
編集部:
石出:
編集部:
石出:
NGOを考えなかったというより、別の形を探していました。というのも、私が休学し現地で活動した年に、毎年あった寄付が打ち切られ、現地で活動を続けるのにとても苦労した経験があるからです。
そのため、やるなら寄付だけに頼らない形が良いと思っていました。そんなときに、ソーシャルビジネスという、社会課題をビジネスで解決するという方法を知り、これだ!と思ったのを覚えています。
仕事のやりがい。そして目指す未来へ。
編集部:
石出:
編集部:
石出:
そうですね。ただ、日本のお客さまに喜んでいただけないと、受注をいただけないので、日本のお客さまにいかに喜んでいただけるかは、当たり前ですが、とても大切にしていますし、やりがいも感じています。
SMFの仕事の魅力は、幸せの連鎖が続いていくところだと思います。誰かの犠牲の上に成り立つ幸せではなく、作る人も、着る人も、そして社会も、みんなが幸せになれる、とてもやりがいのある仕事だと思います。
編集部:
石出:
今はOEM/ODM 事業をしっかりと黒字化に持っていくことが目標です。
アパレル業界は、環境破壊や衣類ロスなど課題も多く言われていますが、
着る人にも、作る人にも、地球にもやさしいものづくりの選択肢を、
今度は自社ブランドの販売ではなく、ものづくりの誕生の場から進めていきたいと思っています。
事業がしっかり黒字化したら、どんどん次の事業の立ち上げをしていきたいと思っています。
子どもが働かなくていい社会に対してのソリューションを、1つだけでなく、いろんな地域で、いろんな国で展開して行きたいと思っています。