[ OEM JOURNAL ]

ベビー服OEMの品質管理マニュアル

ベビー服OEMで品質管理が最も重要な理由

ベビー服のOEMにおいて、最も重要なのは“安全と安心”です。
赤ちゃんの肌は大人よりも3分の1ほど薄く、刺激に敏感です。そのため、素材選びから縫製・仕上げ・検品に至るまで、「肌にやさしい」「安全に着られる」ことを徹底的に管理する必要があります。

Sunday Morning Factory 株式会社(以下、当社)では、創業以来ベビー服OEMの全工程で厳格な品質基準を設定しています。

品質管理の3つの柱

ベビー服OEMにおける品質管理は、大きく3つの柱で成り立っています。

① 素材管理
赤ちゃんの肌に直接触れる素材は、オーガニックコットンを中心に使用します。
また、生地段階での「縮率試験」「色落ちテスト」「引っ張り強度試験」を実施し、洗濯や日常使用による変化も事前に確認します。

② 縫製管理
ベビー服では、縫い代やラベルの位置ひとつにも配慮が必要です。
・肌に当たらないように裏側をフラットに処理
・ほつれやすい箇所は二重縫製で補強など。

③ 検品・検査体制
検品は“最後の砦”です。当社では、出荷前検品だけでなく、インライン検査(製造途中検査)も導入しています。これにより、初期段階で不具合を発見し、大量不良を未然に防止します。

主な検品項目は以下の通りです。
・縫製ほつれ/糸抜けチェック
・汚れ・シミ・色ブレ確認
・ボタン・スナップの開閉強度テスト
・金属検針(安全ピンなどの混入防止)

赤ちゃんの肌を守るための安全基準

有害物質の制限
赤ちゃん向け製品は、化学物質の使用制限が特に厳格です。
OEKO-TEX認証では、ホルムアルデヒド・重金属・アゾ染料などの含有を厳しく制限。
当社では、染色・プリントはOEKO-TEX認証の工場で行っています。

パーツ・ボタンの安全性
ベビー服に使うスナップボタンやファスナーも、引っ張り強度・誤飲防止設計が必須。
当社では、YKKなどの信頼性の高いパーツメーカーを採用しています。

品質トラブルを防ぐOEMの実務

OEMでは、仕様伝達や工程管理のズレから品質トラブルが起こりがちです。
その多くは、「曖昧な仕様」「情報共有不足」が原因です。

① 仕様書とサンプル確認
製品仕様書はOEMの共通言語。「寸法」「素材」「色番」「縫製方法」「検品基準」を明文化し、
サンプル確認時に双方で同じ基準を共有します。

② インライン検査(中間検査)の重要性
量産中に検品を行うことで、工程の初期段階でのミスを早期に発見できます。

Sunday Morning Factory 株式会社では、素材・工程・検査すべての段階で品質を可視化し、OEMパートナーとして、ものづくりを行っています。

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