元青年海外協力隊員が語る、
やりがいとこれからの目標。
「種まき」から「雇用の創出」そして先へ。
編集部:
副田:
主に品質管理とサンプル作製、量産に向けた加工出しを担当しています。デザイナーの頭の中にあるイメージを、できるだけそのまま理想の形にすることを常に意識しています。そして、どのような仕様にすれば着心地が良くなるのか、より美しい仕上がりになるのかを常に考えながら、サンプル作製や仕様の調整を行っています。
また、商品を販売した後は、お客様からいただく声をもとに改善を重ねています。実際に使ってくださる方の意見はとても大切で、次の商品づくりにしっかり活かしていきたいと思っています。
さらに仕様を考える際には、見た目や着心地を損なわずに、どのように縫製工程や仕様をシンプルにできるか、不良品率を下げられるかといった生産面のことも大切にしています。工場のメンバーとも相談しながら、日々改善を重ねています。
編集部:
副田:
そうですね。ただ、私一人で行っているわけではなく、みんなで協力しながら進めています。確かにやることは多いですが、その分とてもやりがいを感じています。
日本側の生産チームはもちろん、工場のメンバーも「より良いものをつくろう」という意識がとても高く、こちらの要望にも前向きに応えてくれます。そうした環境の中で仕事ができるのは、とてもありがたいことだと感じています。
また、一人でできることには限りがありますので、外部のパートナーの方々にも多くのご協力をいただいています。日々学びながら、ものづくりに向き合っています。
編集部:
副田:
編集部:
副田:
編集部:
副田:
編集部:
副田:
主に現地のインストラクターへの指導力向上をサポートしながら、訓練コースの補助教材を作成していました。15〜20歳程度の訓練生に対しては、技術面だけでなく、訓練意欲の向上にも関わっていました。
また他の北部3校のインストラクターに対するワークショップを行い、そのフォローアップとして北部校を一人で巡回もしました。
編集部:
副田:
国や宗教が違うので服への解釈が違うように感じました。日本では着心地や細部の仕上がりまで重視しますが、当時の現地ではまず「形にすること」に重点が置かれている印象を受けました。服に対する価値観や優先順位の違いを実感しました。
職業訓練校自体が単に手に職を付けるというだけの場所ではなく、ヨルダンはイスラム教であること、割りと田舎の地域に行っていたので、多くの女生徒たちは学校を卒業したら結婚まで家の中にいることが多く、その子たちの同年代と接する大事なコミュニティの場なのだと気づかされました。
派遣期間中、特に心に残っているのはシリア難民の学生との出会いです。日々の授業や家庭訪問や特別レッスンを通して関わる中で、彼女に教育の選択肢がなかったことなどが見えてきました。この経験が、社会課題により深く向き合いたいと思うきっかけになりました。
編集部:
副田:
編集部:
副田:
編集部:
副田:
編集部:
副田:
編集部:
副田:
バングラデシュのマネージャーを含めた全員が児童労働をなくすという目標に向かうために前向きに仕事に取り組んでいて、とても居心地の良い環境です。うまくいかないことがあっても、職種が違う人でも誰にでも相談できて、意見をもらえます。
私自身はバングラデシュのみんなのためと思うと頑張れるので、ほぼ毎日彼らと連絡がとれるポジションでとても良い環境で働かせてもらっていると思っています。またサンモニの社員に関しても、右を見ても左を見てもみんな全力で走っているので、私も負けずに一緒に全力で走る!というような力ももらえます。
編集部:
副田:
現在は1つの工場で雇用を生み出していますが、今後はバングラデシュの複数の地域に工場を増やしていきたいと考えています。
また、シングルマザーや子どもたちの安全を守るため、寮の設立にも取り組みたいと思っています。寮母や調理スタッフ、その他には農業など、アパレル以外の新たな職種も創出し、従業員の安全と健康を支える環境を整えていきたいです。
親が安定した収入を得て、安全で健康に働けることで、その子どもたちが貧困の連鎖から抜け出し、自らの未来の選択肢を一つでも多く持てるようになることを願っています。