Sunday Morning Factory株式会社の石出です。
弊社のバングラデシュ自社工場では、世界一厳しいと言われる「日本品質」に対応するため、検品体制の強化を日々行っております。
今回は、品質を「最後の砦」として守り抜く、検品リーダー・Limon(リモン)さんのインタビューをお届けします。
1. 「プロの目」を育むための3年という規律
検品という仕事の本質は、単なる不良品の選別ではありません。
リモンさんは、「自信を持って合格・不合格を判断できるようになるには、最低でも3年の時間が必要だ」と語ります。

基本的な検品手順の習得は3〜6ヶ月で可能ですが、
生地の質感、縫製の歪み、安全基準といった複雑な要素を瞬時に判断し、製品の美しさと耐久性を守るための「判断力」こそが、真のプロフェッショナルの証です。
2. 2021年の転機:なぜ「日本品質」を現場の標準にできたのか
2021年、Sunday Morning Factory(株)のHaruulala organicの品質管理も務めるまりこさんと徹底的な「品質の標準化」を図りました。

- 検品工程の見直し
- 検品基準のすり合わせ
- 日本人のお客さんは、どのレベルの商品を求めているのかの言語化
- 現場スタッフへの「なぜこの修正が必要か」という目的の浸透
時には、1日数百枚を検品し、実何が良品で、何が不良品なのかを即座にフィードバックしてもらいながら、基準を擦り合わせていきました。
これらを通じ、検品チームは「数値のチェック」から「日本のお客さまの満足度を守る」という視点へと考え方をシフトさせました。
その結果、現在では日本での不良品は0%に近く、安定した品質基準を現場で維持することができています。
3. 安全と品質を守るための環境管理
リモンさんが掲げる品質保証の哲学は、徹底した現場管理に表れています。
「品質は清潔な環境から始まる」という信念のもと、検品エリアでは以下のルールが厳格に運用されています。
- 徹底した衛生管理:メンバーのキャップ・手袋着用
- 物理的な安全管理:定期的な検針機の校正とメンテナンス、履歴のデータ管理。
- 整理整頓:テーブル上の不要物の排除、不良品と良品の物理的隔離。

これらは単なるルールではなく、ベビー服という「安全性が何よりも優先される商品」を届けるための、私たちとお客様との信頼の約束です。
4. 私たちの約束
バングラデシュの工場から送り出されるすべての製品は、私たちの検品チームの厳しい目と技術を通り抜けた「お客さまに喜んでいただけるもの」であると自負しています。
私たちは、単なる製品の製造請負ではなく、貴社の大切なブランドの価値を守り、その先のお客様を笑顔にするためのパートナーです。品質管理のプロフェッショナルが守り抜く私たちの工場で、貴社のブランドの新たな価値を共に創造しませんか。

【編集後記】
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
検品リーダーのリモンさんは、普段は工場のムードメーカーとして仲間を笑わせる存在ですが、仕事のスイッチが入った瞬間のその眼差しは、誰よりも鋭く、そして誠実です。
時には、私にも、「この基準で、お客さまのブランドに傷をつけないか」という視点でも、意見を伝えてくることもあるほどです。
彼が現場の「最後の砦」として機能している限り、私たちはバングラデシュの工場から、これからも日本のお客さまの高い期待に応え続けることができると確信しています。
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第一弾インタビュー:生産管理リーダーのタンビルさんの記事はこちら。